常設展ニュース
常設展示室の中の展示替えコーナーです。長期間展示できない資料や新収蔵資料などを中心に、小規模な企画展示を随時開催しています。
「交通」「土地利用」「道具」などのテーマについて、明治時代から現在までの間にくらしを変えたできごとを紹介し、名古屋市や人々の生活がうつりかわる様子をたどります。
建設途中のテレビ塔 竹村文男氏撮影
異国人の来訪、西洋銃の調練、皇女和宮の下向、長州征討……激動の時代における尾張藩の動向やこの地域の人びとのすがたを、新出史料を交えて紹介します。
尾陽熊手図絵 西洋銃調練の様子
薬売り、万歳、花嫁、神さま―むかしは折を見てさまざまな人や神が家に訪れました。家に訪れる人々を通して昔の暮らしを見ていきます。
家に訪れる伊勢大神楽
はるか昔の人々の暮らしをさまざまなかたちで現在に伝える遺跡と出土品。今回は縄文時代の遺跡である大曲輪(おおぐるわ)遺跡(瑞穂区)に関係するさまざまな資料を展示します。
大曲輪遺跡出土土製品
常設展「尾張の歴史」は、長らく博物館の顔として当地の歴史を皆さんにお伝えしてきました。今年の秋からはじまる博物館のリニューアル工事にあたって、今までの常設展の歩みを振り返りながら、新しい常設展の計画をお知らせします。※テーマ10「近世尾張の文化」と共通の企画です。
初代常設展鳥かん図 昭和52年頃
名古屋城下の文化的な繁栄ぶりをしめす絵画や工芸品などを、定期的に展示替えしています。
やまと絵に学び、独自の作風を切り開いた名古屋出身の画家、田中訥言(たなかとつげん)の作品を展示します。
田中訥言 若竹鶺鴒図屏風(部分)
展示期間は3月29日から4月23日
下郷善右衛門家(しもざとぜんえもんけ)は、東海道鳴海宿(現緑区鳴海町)の名家である下郷家の分家にあたります。本家と同じく酒造を営み、村や宿場の経営にも尽力しました。同家に伝来した文書や書画から豪商の文化的営みを紹介します。
天龍老人 灌園便図(『十便十宜図』の内)
豊臣秀吉と徳川家康が激突した天正12年の小牧・長久手の戦いでは、双方が自軍を有利に導くため、多くの文書(もんじょ)を発給しました。この中で安堵状や禁制といった文書も、戦いの重要な要素でした。
森長可遺言状 天正12年(1584年)3月26日付
常設展「尾張の歴史」は、長らく博物館の顔として当地の歴史を皆さんにお伝えしてきました。今年の秋からはじまる博物館のリニューアル工事にあたって、今までの常設展の歩みを振り返りながら、新しい常設展の計画をお知らせします。※フリールームと共通の企画です。
初代常設展鳥かん図 昭和52年頃
名古屋近郊に伝わるからくり人形や祭礼道具などを定期的な展示替えにより紹介します。
軒先や屋根にまつられている屋根神(やねがみ)さま。近年受贈した屋根神の祠と、市内各所で撮影された屋根神の風景をご覧ください。
屋根神
「しかうち行事」は作りものの鹿を矢で射る神事であり陰暦正月から春先にかけて奥三河の山間部でおこなわれています。奥三河の「しかうち行事」で実際に使用された資料を紹介します。
雌雄のシカ
天王祭りは疫病除けを願い行われています。尾張地方各所で多様な姿を表す天王祭りに注目しましょう。
牛頭天王の仮社殿
名古屋では江戸時代以来「名古屋型山車」と呼ばれる形式の山車(だし)が造られ、祭礼を盛り上げてきました。当館が所蔵する山車模型や山車玩具を一挙公開します。
紅葉狩車山車模型
展示内容が決まりましたらお知らせします。