おまたせ!再開博物館展
展示名称 | おまたせ!再会博物館 |
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会期 | 令和2年7月18日(土曜)から8月30日(日曜) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日にあたるときは、その直後の平日)、第4火曜日(7月28日・8月25日) |
会場 | 名古屋市博物館1階 特別展示室 |
主催 | 名古屋市博物館 |
観覧料 | 一般300円 高大生200円 中学生以下無料(高大生・中学生は学生証の提示が必要) 市内在住の65歳以上の方100円(要敬老手帳) |
常設展示室で予定されていた各展示は、すでに公式ホームページで展示概要などを紹介しています。また、公式Facebook(https://www.facebook.com/nagoya.city.museum)でも本展に出品する資料の紹介をしていますので、ぜひ本展の観覧前・後にご覧ください。なお、常設展内で予定した内容とは、出品作品等異なる場合があります。
令和2年2月14日に名古屋市で初めて新型コロナウイルスに感染した患者が確認されました。その後、感染拡大防止のため、名古屋市博物館は、2月29日からの臨時休館を決めました。2月26日から始まった「浮世絵にみる有松絞店」は、結局3日間だけの開催となりました。
写真 歌川広重 「東海道五拾三次之内 鳴海 名物有松絞」
当初3月13日までの予定であった休館は、全国的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延長されました。
3月25日から開催予定であった「狐の嫁入り」、 「河水車の龍神唐子」、 「新発見高蔵遺跡」や、話題のコーナーとして予定した 「禅林寺文書」などの展示が次々と中止となりました。
土偶 熱田区高蔵遺跡出土 名古屋市教育委員会蔵
龍神唐子人形 中之切奉賛会蔵
休館中の博物館では、公式Facebookなどで博物館資料の話題や魅力を発信しました。外出できない中で、せめてインターネット上で昔の花見気分をということで、「お花見はいかが」として「吉野花見図屏風」や「桜見与春之日置(さくらみよはるのひよき)」などの資料を紹介しました。また、端午の節句に関連して館蔵の「五月人形」なども紹介しました。
そうしている間に、春が過ぎ去りました・・・
吉野花見図屏風(部分)
外出が自粛される中で、全国の博物館がそれぞれのコンテンツをインターネット上で発信しました。名古屋市博物館も、北海道博物館がまとめている「#おうちミュージアム」(ハッシュタグ)を付して発信し、全国の博物館と連携しました。
その内容は、重要文化財「太刀 銘行平作」や「B29空襲日記」、「百華文七宝大壺」などの資料の解説をはじめ、からくり人形の仕掛けがわかる動画、「土偶付深鉢」「火焔型土器」を360°からみることができる動画、「列仙図賛」「北斎漫画」といった江戸時代の作品のぬり絵などもあります。
こうした試みから、新しい時代の博物館資料の楽しみにつながっていくのかもしれません。
重要文化財 太刀 銘 行平作
今年の夏、博物館はゲームセンターになる予定でした。たくさんのアーケードゲームをプレイできるように展示して、デパートの屋上や駄菓子屋などのゲームがあった遊び場を再現して、来館者の思い出を紡いでもらう、それはそれは賑やかな企画でした。しかし、多くの来館者が予想され、新型コロナウイルス感染拡大防止対策が難しいことから中止となりました。
そこで、アーケードゲームの魅力を少しでも体感してもらうため、「スペースインベーダー」「アルカノイド」「パックマン」「ミニドライブ」(いずれも予定・協力日本ゲーム博物館)を1階ロビーに設置します。感染拡大にならぬよう距離をとって、消毒をしながらお楽しみください。