寄附
名古屋市博物館は、名古屋市の人口200万人突破事業の一つとして計画され、昭和52年10月1日に開館し、平成29年に開館から40周年を迎えました。
この40周年を契機に、博物館をみなさまにとってより身近な存在として、応援していただきたいと考え、従来の文化財の修復・活用に充てる「よみがえれ文化財」と、博物館の事業等を充実させるための「みんなの博物館応援事業」の2つのメニューをご用意しました。
みなさまからいただきました寄附金などは、文化財の修復活用に加え、各施設において開催する事業経費や設備や備品更新などに活用させていただくとともに、令和8年度のリニューアルオープンを見据え、博物館をもっと知り、楽しんで頂けるよう、施設の魅力向上を図ってまいります。
ふるさと納税制度とは、名古屋をふるさとと考えていただける皆さま、名古屋を応援したいと思っていただける皆さまに、寄附を通じて名古屋市のまちづくりにご協力いただくものです。
■ 地方税法の改正を踏まえ、返礼品等の提供につきましては、令和元年5月31日寄附受領分をもって終了いたします。 ただし、これまで同様、寄付金税額控除を受けていただくことはできます。ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。
貴重な博物館資料を修復・活用するために広く寄附を募っています。
修復された伊勢参宮図屏風
名古屋市博物館・分館(蓬左文庫、秀吉清正記念館)が所蔵する資料の中には、経年劣化や損傷などにより、そのままでは展示できないばかりか将来的に壊れる可能性のある資料があります。そうした資料を修復し、文化財の保存と活用を両立する事業資金として寄附を募っています。
わが国の書や絵画作品の多くは掛軸や屏風に装幀されています。これらは木製の芯材に絹の裂地とともにでんぷん糊で貼り合わされており、数十年おきに装幀をあらためていく必要があります。博物館が受贈した掛軸や屏風には経年劣化などにより破損していたものもあるため、修復することで活用できるようにします。
歴史を物語る古文書や絵図は博物館にとって重要な資料です。しかし、伝来するうちに雨漏りで汚損したり、害虫による食害を受けることもあります。劣化して広げることすらできないものもあるため、修復することで活用できるようにします。
博物館には、名古屋市内・近郊をはじめ全国の貴重な文化財や自然災害の記録写真、昭和の街や人々の様子が写された映像資料があります。これらを記録したフィルムは残念ながら経年劣化を避けることができないため、画像・映像を保存・活用するために高精細な映像でデジタル化します。
博物館では、尾張地方で制作された刀剣や尾張藩士の家に伝来した刀剣を中心に、武具を収集しています。鋼でできた刀剣は、千年以上の年月を乗り越えることもできますが、毎年手入れを行わないと錆が発生し、数年で芯まで朽ちてしまうこともあります。博物館が受贈した刀剣のうち、錆が発生していたものを研磨して美しい姿を取り戻します。
古墳などの遺跡から出土した遺物の中には、湿潤な地中から外気にさらされたことにより劣化が急激に進む危険性をはらんだ物もあります。これらをそれぞれの材質や状態に合わせて最適な方法で化学的処理を行い、保存できるようにします。
博物館では、一般的な日本の文化財の保存に適した温湿度環境を整えた収蔵庫で、資料を保管しています。しかし、資料の材質や形状によっては専用の容器や展示支持具を製作する必要があります。
このほか博物館資料の保存・修復・複製製作、資料活用のための事業、購入などに利用する予定です。また、万が一災害等で資料が被害を受けた時の備えとします。
名古屋市教育基金(教育事業の資金に充てるため条例で設置された名古屋市の基金)への寄附となります。名古屋市博物館・分館(蓬左文庫、秀吉清正記念館)にて本事業専用のご案内リーフレット及び、専用納付書(振り込み用紙)を配布しています。銀行等の金融機関でお振り込みいただきます。ご希望の方にはリーフレットと納付書を博物館から郵送いたします。
なお、名古屋市教育基金は、本事業以外にも様々な目途で寄附を受け入れています。お振り込みの際は、「よみがえれ文化財事業」専用の納付書をご使用ください。
担当:総務課 電話052-853-2655(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く) ファックス853-3636
皆様のおかげをもちまして、伊勢参宮図屏風、豊臣秀吉文書、古墳時代の刀剣の保存処理、伊勢湾台風被害写真資料のデジタル化などを実施することができました。これからもご支援をよろしくお願いします。
令和5年度 個人11名、団体1件 計12件
令和6年3月31日現在の状況をご報告します。
寄附金額540,000円
博物館の事業等を充実させるための寄附を募っています。
名古屋市博物館は、コレクションの9割以上が市民のみなさまからのご寄贈による、みなさまの博物館です。
博物館は、資料を集めるだけでなく、調べ、活かすことで真価を発揮します。寄附金はこうした活動に充てられます。その他にも、博物館における事業や設備・備品更新などを充実させ、博物館の魅力を向上させることを目指します。
名古屋市教育基金(教育事業の資金に充てるため条例で設置された名古屋市の基金)への寄附となります。名古屋市博物館・分館(蓬左文庫、秀吉清正記念館)にて本事業専用のご案内リーフレット及び、専用納付書(振り込み用紙)を配布しています。銀行等の金融機関でお振り込みいただきます。ご希望の方にはリーフレットと納付書を博物館から郵送いたします。
なお、名古屋市教育基金は、本事業以外にも様々な目途で寄附を受け入れています。お振り込みの際は、「みんなの博物館応援基金」専用の納付書をご使用下さい。
担当:総務課 電話052-853-2655(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く) ファックス853-3636
令和4年度は、座面電動昇降式車いすの購入や学芸員が資料の調査や収集等のために使用する公用車のリース等を行いました。
令和5年3月31日現在の状況をご報告します。
寄附金額860,170円