展示

フリールーム

家族アルバムの昭和

  • 9月28日(水)~10月23日(日)

 現在では、デジタル写真の普及によって、気軽に写真を撮ることができるようになりました。家族の写真という点では、パソコンや携帯電話の待ち受け画面にしたり、コピーやアップロードして離れた場所にいる人と共有したりと便利さは増えましたが、フィルム写真のころのように、撮影した写真をアルバムにおさめることは少なくなったのかもしれません。これはここ数年の間の大きな変化といえます。

 もちろん、フィルムの写真をアルバムに保管するようになったのも、それほど古いことではありません。多くの家庭でカメラを所有することが広まった昭和30年ころからです。

 それは、家族旅行や観光地での行楽、誕生日やクリスマスなど、様々なできごとが多くの家庭で一般的になっていった時期と重なります。それぞれの家庭で製作されたアルバムは、家族構成や居住地などの違いはあるものの、多くの家庭で共通するできことによって構成され、懐かしさを感じるのではないでしょうか。

 今回のフリールームの展示では、名古屋市内の数件のお宅から家族アルバムをお預かりして、その中に含まれる写真を紹介します。いずれのお宅にも、昭和20年代ころからの写真が残っており、特別な日だけでなく普段の様子も含まれます。時代や思い出を振り返りながらご覧ください。

昭和29年 秋祭り 西区名駅 個人蔵

写真1

旭廓関係資料 明治 館蔵(松山コレクション)

写真2

写真1 昭和29年 秋祭り 西区名駅 個人蔵

写真2 昭和32年 クリスマス 西区浄心本通 個人蔵