展示

常設展フリールーム

地域の食文化・新しい食文化

平成26年4月23日(水)~6月22日(日)

ソース醤油のラベル

山英商店の商品ラベル

 昨年(2013年)の12月に「和食」がユネスコ無形文化遺産へ登録され、日本の食文化への関心が高まっています。また、名古屋でも「なごやめし」が観光資源として人気を集めるなど、地域的な特色を持った食文化への関心も高いものがあります。
 現在でも地域ごとの食文化には特色があり、人々の関心を集めることにつながっているようです。その背景には味噌や醤油など、それぞれの地域で伝えられてきた基礎的な文化があります。
 その一方で、目新しい食文化を楽しむことも当たり前になっています。特に名古屋のような都市では、早い時期から洋食などの新しい文化が取り入れられ、日常的に外食することも行われてきました。
 私たちの食生活をみてみると、古くから伝えられてきた「地域の食文化」と新しく取り入れられ続ける「新しい食文化」が共存しているようです。
 今回のフリールームでは、「地域の食文化」として、赤味噌や溜(たまり)醤油、酒造など地域色の強い文化を取り上げます。また、「新しい食文化」として、洋食など明治以降に取り入れられてきた食文化を取り上げます。それぞれの食文化に関する道具や写真記事を展示することで、懐かしく、そして現在も伝えられる名古屋の食文化を紹介します。

アンケート調査のお願い

 現在までに、身近な食文化についての調査は、十分に進んでいない状況です。さらに、急激な生活の変化の中で、昔から伝わる食文化のことが分からなくなっています。
 博物館では今回のフリールームの展示に関連して、以下の内容についてアンケート調査を行います。名古屋市や近郊で昭和40年代以前から伝えられる地域の食文化、新しい食文化の情報について、みな様のご協力をお願いします。

質問の内容

  • 1 味噌
  • 2 混ぜご飯
  • 3 寿司
  • 4 エビフライ
  • 5 味噌や醤油を造る道具

こちらのアンケート調査は終了いたしました。ご協力頂きありがとうございました。

郵送宛先

〒467-0806 名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1 
名古屋市博物館 学芸課「地域の食文化アンケート」担当 あて

ご注意

・今回の調査では家庭や地域に伝わる食文化について情報を集めています。

・調査範囲の地域は名古屋市を中心に愛知県内。時代は昭和40年代以前から伝わる食文化について調べています。

・アンケートの結果は分布図に反映させて、定期的に更新して掲示する予定です。ただし、地域が詳細に分からない場合、継続してさらに調査を進める必要がある場合など、情報を提供していただいたにもかかわらず、地図に反映していない場合があります。

・アンケートの結果は博物館で保管し、今後の展示などで再び使用することがあります。

・アンケートで収集した氏名・住所などの個人情報は、追加調査のための連絡や、結果の集計のみに使用し、回答者の同意なしに個人が特定される形で公開しません。