館蔵映画資料展
映画のスーパーヒーローが登場する特別展「DC展 スーパーヒーローの誕生」の開催にあわせて、映画館のビラやパンフレット、俳優のブロマイドなど映画に関係した収蔵資料を<映画あれこれ><銀幕のスタア><マキノ中部撮影所>の3つに分け、ご紹介します。
<映画あれこれ>では、戦前から昭和30年代にかけての映画のパンフレットやビラ、ポスターを展示しています。昭和20年代後半から昭和30年代にかけて、当時の人びとの大きな娯楽のひとつが「映画館で見る映画」でした。昭和32年(1957)に犬山を中心に邦画会社6社が集まって開催された「日本映画博覧会」はそのピークを示すものといわれています。
<銀幕のスタア>では、人びとの憧れであった美空ひばりなどの人気俳優の資料をご紹介しています。今も昔も、子どもにとっても大人にとっても、人気俳優は大事な存在といえるのではないでしょうか。
<マキノ中部撮影所>では、名古屋市南区道徳新町にあった映画撮影所について地図や絵葉書でご紹介しています。この撮影所では「日本映画の父」と呼ばれたマキノ省三が息子マキノ正博とともに時代劇映画を撮影していました。活動期間は短くて2年ほどといわれますが、地域の誇りとして地元の人びとに今もなお語り継がれています。
映画館のビラ(昭和30年代)