過去の展覧会の紹介
昭和29年(1954) 中日ドラゴンズの優勝パレード
(名古屋タイムズアーカイブス委員会提供)
会期:平成22年11月20日(土)~12月19日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時(展示室への入場は午後4時30分まで)
休 館 日:11/22(月)・29(月)、12/6(月)・13(月)
観覧料
本展のみの単独権 | (常設展との共通券) | |
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一般 | 300円 | (400円) |
高大生 | 200円 | (300円) |
小中生 | 無料 | (無料) |
名古屋市在住65歳以上 | 100円 | (200円)要敬老手帳など |
平成20年(2008)10月31日、惜しまれながら休刊した名古屋タイムズは、郷土名古屋の夕刊紙でした。
同紙の創刊は戦後まだ復興もままならない昭和21年(1946)5月21日。
「日本は今、黎明期です。なにもかもこれからです。、、、、、(中略)私どもの関心はまず名古屋地方の郷土を中心とするものであり、、、」の発刊の言葉で始まった名古屋タイムズは、朝刊とはおもむきの異なる夕刊紙として「名タイ」の名で親しまれ、62年にわたって名古屋を見続けてきました。
この展覧会では、昭和20年代から30年代の名古屋タイムズ紙を通して、この地域の主だった出来事から、地域紙タイムズならではの日常ネタまでを、記事と写真の解説で見直し、復興し元気を取り戻した、当時の名古屋を浮き彫りにしていきます。
また、スポーツ、映画、広告等の関連資料も併せて紹介します。
昭和21年(1946)5月21日、中部日本新聞から大いなる期待を背負って名古屋タイムズが生まれ、朝刊とはおもむきの異なる夕刊紙として、「名タイ」の名で親しまれました。まずはじめに、名古屋タイムズの誕生とその歩みをたどります。
主な出品資料:新愛知、名古屋新聞、タイムズ創刊号、さよなら号など
焼け野原となった戦後の名古屋が次第に復興し、変わりゆくさまを、変化の激しかった昭和21年~39年を中心に、名タイの記事と写真を通して見ていきます。
主な出品資料:新聞編集、印刷の現場写真、新聞製作の道具など
新聞にのる広告量や商品の種類のうつりかわりは、時代を見る鏡となります。とくに毎年1月1日の広告の変化は、地域の活性と変遷をわかりやすく示してくれます。
主な出品資料:陸王オートバイ、ラビットスクーター、薬品、菓子類のパッケージなど
紙面に掲載された商品たち
(北名古屋市歴史民俗資料館蔵)
地元密着紙であった名タイは、市内各所の繁華街、商店街を何度も特集しています。元気になっていく街々の姿を紙面と現代の地図や写真を織り交ぜて見ていきます。
主な出品資料:当時の写真、看板など
昭和38年(1953) 西区円頓寺商店街からテレビ塔を望む
(名古屋タイムズアーカイブス委員会提供)
20年代から30年代にかけて市民の最大の娯楽は映画でした。名タイは映画広告だけではなく、映画の制作や監督、俳優の動向までも記事にしていました。
主な出品資料:映画館の写真(30年代)、映画ポスター、パンフレットなど
昭和38年(1953)6月 大須新天地の映画館街
(名古屋タイムズアーカイブス委員会提供)
スポーツ記事は新聞報道の柱の一つです。中日ドラゴンズや地元出身の選手、市内の高校を中心としたアマチュアスポーツの活躍をゆかりの資料とともに見ていきます。
主な出品資料:中日優勝ペナント、優勝旗、記念色紙、記念ボールなど
名古屋タイムズ紙面の実物大の複製をつくり、読んでいただきます。