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特別展

特別展 北斎だるせん!

特別展「北斎だるせん!」バナー-

だるま先生北斎、名古屋をゆく。

 「冨嶽三十六景」でおなじみの江戸の浮世絵師、葛飾北斎(かつしかほくさい)。彼が一時期名古屋に住んでいたのをご存じですか?
 今からちょうど200年前、北斎は縦18mの大だるまを即興で描くイベントを名古屋で開催しました。そして「だるせん(だるま先生の略)」というあだ名が生まれるほど話題をさらったのです。意外にも北斎と名古屋の関わりは深く、『北斎漫画(ほくさいまんが)』も名古屋で誕生した本です。本展覧会では大だるまイベントを巡る熱狂を中心に、北斎と名古屋の関わりを紹介します。

1.展覧会情報

観覧料

一般 高校・大学生 中学生以下
1,300(1,100)円 900(700)円 無料

※( )内は前売および20名以上の団体料金。

※前売券は11月17日(金)まで本展公式サイト、名古屋市博物館、主要プレイガイド、主なコンビニエンスストア、チケットぴあ(Pコード=768-584)、セブンイレブン、ローソンチケット(Lコード=43610)、イープラスなどで販売。

※名古屋市交通局の一日乗車券・ドニチエコきっぷを利用して来館された方は100円割引。

※身体等に障害のある方または難病患者の方は、手帳または受給者証のご提示により、本人と介護者2名まで当日料金の半額。

※各種割引は重複してご利用していただくことはできません。ご了承ください。

会  期 平成29年(2017)11月18日(土)~12月17日(日)
会  場 名古屋市博物館 〒467-0806 名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1
TEL.052-853-2655 FAX.052-853-3636 http://www.museum.city.nagoya.jp/
おでかけは公共交通機関で。名古屋駅から17分。地下鉄桜通線「桜山」下車、4番出口から徒歩5分。
休 館 日 毎週月曜日・第4火曜日[11月20日(月)、27日(月)、28日(火)、12月4日(月)、11日(月)]
開館時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
主  催 名古屋市博物館・中京テレビ放送
協  賛 愛知トヨタ自動車株式会社
協  力 浄土真宗本願寺派 本願寺名古屋別院(西別院)
展覧会公式サイト http://www.ctv.co.jp/event/darusen/

2.企画構成 ※会期中、ページ替えを行う作品があります。

第1章)Before 名古屋

葛飾北斎(1760~1849)は、文化9年(1812)と文化14年(1817)の少なくとも二度、名古屋に来ています。北斎はなぜ名古屋を訪れたのでしょうか?そして当時、名古屋の人たちから見て北斎はどういう存在だったのでしょうか?来名前後に制作された彼の作品を見ながら、「名古屋から見た北斎像」を探っていきます。

石櫃が四方に砕け散り、中から僧が登場する図。

曲亭馬琴作、葛飾北斎画『鎮西八郎為朝外伝 椿説弓張月』浦上満氏蔵 ※ページ替えを行います。

文机の奥に座る子どもの背中越しに習字を教える女性を描いた図。

葛飾北斎「諸芸三十六のつゝき 書」名古屋市博物館蔵

第2章)北斎、漫画を描く

文化9年(1812)の秋、北斎は関西旅行の途次、名古屋の門人牧墨僊(まきぼくせん)宅に半年ほど滞在しました。そのおり彼が描いたという三百点余りの絵を、永楽屋東四郎(えいらくやとうしろう)が文化11年(1814)に出版したのが『北斎漫画』です。『北斎漫画』の楽しさとともに、名古屋との関わりについても紹介します。

念仏を唱える僧など様々な人たちが描かれた図。

葛飾北斎『北斎漫画』 浦上満氏蔵 ※ページ替えを行います。

蛙と蓮の紋様がついたガラス花瓶の写真。

エミール・ガレ 蛙・蓮文花器 個人蔵

蛙や蝶、蜂、蛇などが描かれた図。

葛飾北斎『北斎漫画』初編 個人蔵

第3章)北斎、大だるまを描く

 文化14年(1817)にふたたび来名した北斎は、同年10月5日、西掛所(にしかけしょ)(現本願寺名古屋別院〔西別院〕)にて120畳敷(縦約18m、横約11m)の紙に大だるまの半身像を描くイベントを行いました。幸いにも、そのときの詳細は、尾張藩士の高力猿猴庵(こうりきえんこうあん)による記録から判明します。会場では、猿猴庵の記録を基として、大だるま(部分)と大筆を原寸で復元します。その大きさを体感することで、大筆を揮う北斎(このとき数えで58歳!)の気力と技量を想像してみてください。

墨で描かれた大きなだるまの半身図。

葛飾北斎「北斎大画即書引札」名古屋市博物館蔵

シュロ箒を持って巨大なだるまを描く人たちの図。

高力猿猴庵『北斎大画即書細図』名古屋市博物館蔵 ※ページ替えを行います。

第4章)名古屋の仲間たち

『北斎漫画』を出版した永楽屋東四郎、イベントを記録した高力猿猴庵、そして牧墨僊をはじめとする名古屋の北斎門人らの活動をみていきます。彼らの姿を通して、江戸と地方との交流の深さを知ることができるのではないでしょうか。

北斎が書いた手紙の写真。

葛飾北斎「永楽屋東四郎宛北斎書状」個人蔵

船の上で音楽を演奏する人々を描いた図。

「伝西浜御殿杉戸絵 唐人奏楽図」名古屋市博物館蔵

第5章)After 名古屋

江戸へ戻った北斎の活躍の場は、大判錦絵作品へとシフトし、そしてついに傑作「冨嶽三十六景」を生み出します。展覧会の最後に、「冨嶽三十六景」シリーズ中に描かれた名古屋の図「冨嶽三十六景 尾州不二見原」に焦点をあてながら、北斎作品の魅力をひもときます。

大きな波の向こうに富士山が見える様子を描いた浮世絵。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(株)ティ・エス・ケー蔵

桶職人がまだ底がついていない大きな桶の内側を削っていて、その桶の輪の中に遠く富士山が見える様子を描いた浮世絵。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 尾州不二見原」個人蔵

3.関連事業

講演会

11月18日(土) 「世界の北斎」

講師:名古屋市博物館副館長 神谷 浩

12月9日(土) 「名古屋の北斎 だるせんと仲間たち」

講師:名古屋市博物館学芸員 津田 卓子

開演:13時30分(開場は13時00分)

会場:地下1階講堂(定員220名)

聴講無料(ただし本展観覧券が必要。観覧済半券も可)。

※当日9時30分より聴講整理券を展覧会場入口で先着順に配布します(1観覧券につき1枚のみ)。

【注意事項】

※講演会で、手話通訳・要約筆記などによるサポートをご希望の方は、当日の2週間前までにご相談ください。

※整理券配布開始時間と方法、開室・開演時間が2017年度から変わりました。

名古屋歴史スマートナビ「北斎だるせんコース」

スマートフォンにアプリ(無料)をインストールして、名古屋における北斎の足跡を巡ろう。特別展「北斎だるせん!」会場入口にて、アプリのアイコン画面と本展観覧券(観覧済半券も可)をご提示いただいた方には記念品を差し上げます。記念品の引き換えは1名1回限り、会期中先着500名。

  インストールは「App Store」または「Google Play」から「名古屋歴史スマートナビ」で検索。

  アプリ公開期間:2017年11月1日(水)~12月17日(日)

  記念品交換期間:本展開催期間中(休館日にご注意ください)。

  ※一部アプリに対応していない機種があります。

アプリ問い合わせ:名古屋文化遺産活用実行委員会(名古屋市歴史まちづくり推進室) info@758rekishi.com

はくぶつかん古書市

2017年11月18日(土)~26日(日)

名古屋古書組合の協力により、郷土史資料を中心とした古書市を開催。

時間:名古屋市博物館の開館時間中

場所:名古屋市博物館1階 展示説明室横

4.連携事業

北斎×西別院~北斎の大だるまが、よみがえる~

会場:浄土真宗本願寺派 本願寺名古屋別院(西別院) 〒460-0018 名古屋市中区門前町1-23

日時:2017年11月23日(祝・木)9時~16時 ※雨天の場合、25日(土)または26日(日)に延期。

「北斎×西別院」問い合わせ:本願寺名古屋別院 TEL.052-321-0028