

特別展 リトアニア ―バルトの森に響く歌―

バルト海沿岸に位置するリトアニア共和国は、名古屋で育った外交官・杉原千畝(すぎはらちうね)が、ユダヤ難民に「命のビザ」を発給した地です。その縁に導かれて、当館は昨年8月、リトアニア国立博物館と友好館協定を結びました。本展では、同館の全面的な協力のもと、色彩豊かな民族衣装や、神秘的な意匠の工芸品などを通して、同国の歴史と文化を紹介します。自然を慈しみ、歌を愛する人びとの、豊かな文化に触れてみませんか。
| 展覧会名称 |
特別展 リトアニア ―バルトの森に響く歌― |
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| 会期 |
令和8年(2026)9月5日(土曜)から11月1日(日曜)まで |
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開館時間 |
9時30分から17時まで(入場は16時30分まで) |
| 休館日 |
毎週月曜日(祝日の場合は直後の平日)、毎月第4火曜日(祝日を除く) |
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主催 |
名古屋市博物館、リトアニア国立博物館、 |
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協力 |
駐日リトアニア共和国大使館、 |
| 一般 | 高大生 | 中学生以下 |
|---|---|---|
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1,400円(1,200円) |
1,100円(900円) |
無料 |
リトアニアの首都ヴィリニュスは、世界遺産に登録された歴史ある美しい街並みのすぐ近くに、鳥たちのさえずる豊かな森を有しています。4年に一度開かれる「歌と踊りの祭典」では、広大な森に囲まれた郊外の公園にリトアニア中の合唱団が集まり、美しい歌声が響き渡ります。「歌と踊りの祭典」の映像と、リトアニアの風景を写した写真を通して、豊かな森と奥深い歴史の痕跡、それらとともにある人びとの営みを、まずは少しだけ覗いてみましょう。
リトアニアの首都 ヴィリニュス市の旧市街 Vilnius, old town, rooftops ©Laimonas Ciūnys_Lithuania Travel
リトアニアの人びとの暮らしは、古くから森の恵みとともにあり、自然への敬意は時代を超えて受け継がれてきました。ヨーロッパでもっとも遅くキリスト教を受け入れたリトアニアには、カトリック信仰が定着した後も、自然崇拝の風習が色濃く残りました。この章では、自然のモチーフや素材に着目しながら、遺跡からの出土品、生活道具やおもちゃ、ほこらに祀られた聖像などを通して、森とともにある人びとの暮らしを探ります。
琥珀のペンダント 3世紀から4世紀 リトアニア国立博物館蔵
タオル掛け 1938年 リトアニア国立博物館蔵
おもちゃのヘラジカ 2011年 リトアニア国立博物館蔵
リトアニアのお祝いごとには、歌声と楽器の音色、それにあわせた踊り、そして色鮮やかな民族衣装が欠かせません。そして民族衣装や楽器のデザインのなかにも、自然のモチーフが数多く取り入れられています。この章では、「歌と踊りの祭典」をはじめとするリトアニアの祝祭や、自然崇拝とキリスト教信仰が結びついた独特の年中行事を、そこで用いられる楽器や民族衣装をとおして紹介します。
ズーキヤ地方の民族衣装 21世紀 リトアニア国立博物館蔵
「歌と踊りの祭典」に捧げられる旗 1924年 リトアニア国立博物館蔵
リトアニアの歴史は、大国のはざまで自由と独立を求める厳しい戦いの連続でした。中世のリトアニア大公国とドイツ騎士団の戦い。18世紀末にはじまるロシア帝国による支配と、それに対する抵抗運動。そして20世紀のソ連による占領と、1990年の独立回復。波乱にとんだ複雑な歴史のなかで、自由と民主主義を重んじるリトアニアの人びとの価値観が、どのように育まれてきたのか考えてみましょう。
戦士の墓から出土したブローチ 13世紀 リトアニア国立博物館蔵
バルトの道(人間の鎖) 1989年 リトアニア国立博物館蔵
1990年の独立回復以後、リトアニアには民主政治が定着し、経済は大きく発展しました。本展の最後に、そんなリトアニアの今のすがたを、いくつかのトピックを通して紹介します。森の恵みを生かした食文化、国民的スポーツであるバスケットボール、レーザーなどの先端技術、歴史と文化を次世代へつなぐ試み、そして杉原千畝の記憶と日本との絆。複雑な歴史を経てたどりついたリトアニアの今の姿は、どんな未来を照らし出すでしょうか?
杉原千畝桜公園(ヴィリニュス市内)©GoVilnius-Ahoy
リトアニアの伝統的なわら細工「ソダス」作りにチャレンジします。
日時: 9月5日(土曜)
(1)入門編:10時から12時
(2)こだわり編:14時から16時
内容:
(1)入門編
糸とライ麦のわらを用いて、ソダスを代表するモチーフである星と太陽を作ります。ソダスやリトアニアに関するお話を聞いて、材料であるライ麦のわらを剥くところからはじめます。針を使わないので、お子様にもオススメです。
「入門編」で作るソダスのイメージ
(2)こだわり編
ソダスやリトアニアのお話を聞いて、ソダスを代表する星と太陽のモチーフ、さらに天と地をあらわす多面体を組み合わせて、オリジナルの森羅万象ソダス作りにチャレンジします。針を使用するので、工作が得意な方にオススメです。
「こだわり編」で作るソダスのイメージ
講師:本多桃子氏(リトアニア共和国農業省認定ソダス作家)
会場:名古屋市博物館 ワークショップ棟
定員:各回16名(要事前申込、先着順) ※キャンセル待ちはありません。
参加料:(1)入門編 5,500円
※解説書、ライ麦わら、糸、お土産のソダス付きです。
(2)こだわり編 6,600円
※解説書、ライ麦わら、糸、針、お土産のソダス付きです。
申込期間:7月1日(水曜)9時から8月5日(水曜)
担当学芸員が「リトアニア」展の内容や、リトアニアの魅力について紹介します。
日時: 9月17日(木曜) 10時から11時30分
講師:木村慎平(当館学芸員)
会場:瑞穂文化小劇場
定員:340名(要事前申込、先着順)※キャンセル待ちはありません。
申込期間:7月1日(水曜)9時から9月15日(火曜)
※聴講無料
その他、料理教室、はくぶつかん競技大会、パフォーマーによるおもしろ解説など楽しいイベント盛りだくさん! ぜひ博物館にお越しください。