横井庄一さんのくらしの道具
橫井さんは、グアム島のジャングルに多く自生している木の皮から糸を紡ぎ、布を織って、衣服をつくりました。また、水筒や飯盒を改造して鍋や食器を作りました。このような、橫井さんの逞しいくらしぶりは、「サバイバル」の代名詞とさえなっています。
しかし、橫井さんは、「服ができてからよりも、作っているときの方が幸せだった。」と、ものづくりの楽しさや、毎日するべき仕事があるという生きがいの大切さを話してくれました。また、一つずつ道具が増え、くらしが充実していく喜びは橫井さんの心を支えたに違いありません。
このように橫井庄一さんのくらしの道具は、人が生きていく上で大切なことも伝えてくれます。
グアム島の草木で作った半袖半ズボンと背負袋
水筒や飯盒などを改造した道具類