博覧都市NAGOYA
明治43年(1910)鶴舞公園(中区)で開催された地方博覧会。3府28県の殖産工業の展示会だが、娯楽施設やイベントも充実し、前回までをはるかに超える大規模な催しであった。市の人口が約40万人だった当時、総入場者は260万人余にのぼった。
昭和3年(1928)鶴舞公園(中区)で開催された。開催の主旨は昭和天皇の即位を祝うものだが、当時の深刻な不況を脱して産業を振興することが目的だった。全国から37府県が参加し、入場者は194万人であった。
昭和12年(1937)には名古屋の臨港地帯(港区)で開催された。名古屋市主催の博覧会で、日本国内のみならず、環太平洋地域の29か国ほか、都市、地域などからの出品を含めて、総計37か所の参加があり、入場者は480万人余に達した。