コレクション

思い出の絵はがき むかしの名古屋

名古屋の名所

鶴舞公園

 明治42年(1909)開園(中区)。翌43年開催された関西府県連合共進会という博覧会のために噴水塔、奏楽堂、貴賓館などが作られ、のちに動物園・医大・図書館・市公会堂なども整い名古屋の近代化を象徴する名所となった。

東山公園

 鶴舞公園(中区)内の動物園を拡充するため、昭和12年(1937)に移転して東山公園(東山区)が開園した。動物園のほかに植物園も設けられ、名古屋を代表する名所となった。

名古屋城

 名古屋城(中区)の本丸部分は明治26年(1893)名古屋離宮となり、主として皇族の宿泊所として用いられた。昭和5年(1930)名古屋離宮は名古屋市に下賜され、天守閣、本丸御殿、櫓門等が国宝指定となった。翌6年(1931)2月11日より一般公開された。

八事山興正寺

 八事山興正寺(昭和区)は真言宗の寺院で尾張高野ともよばれる。その東側にあたる音聞山(昭和区)とともに江戸時代以来、名古屋城下の町民にとっての行楽地であった。

熱田神宮

 熱田神宮(熱田区)は名古屋を代表する神社で、草薙御剣を祀ることでも知られる。社殿や四季折々の祭礼神事、神宝など、古来の名所らしくバラエティーに富んだ絵はがきが残っている。