名古屋の歴史がわかるものはなんでも集めます。すべて大切な「資料」です。
たとえば…
くらしのなかで使われた道具、農作物を作るための道具、武士が書いた手紙、
古い本、この地方をえがいた掛軸や屏風です。
おもに名古屋市のみなさんから寄付してもらう物がほとんどです。ときには買うこともあります。こうして集めた資料は、現在27万点になっています。
集めた資料は、収蔵庫という特別な倉庫にしまっておきます。
温度が急に変わると、木材がひびわれてしまいます。そうならないように、収蔵庫のなかは、一年中おなじ温度(20℃)と湿度(58%)になっています。
また、強い光が当たると、紙や布の色が変わってしまいます。そのため、収蔵庫には窓がありません。
収蔵庫(令和3年のようす)
資料は、いま生きている私たちが利用するのはもちろん、私たちの子どもの世代にも、またその子どもの世代にも、という風に未来の人々もずっと利用できるといいですよね。そのため資料は、細かいところまで注意をはらい、とても大切に保管されています。