分館などの展示
当館の分館。豊臣秀吉、加藤清正の生誕地に建つ歴史博物館です。
中村公園文化プラザ内(中村区)にあります。
当館の分館。尾張徳川家の旧蔵書を中心とした古典籍を公開する文庫です。
徳川美術館・徳川園(東区)と連携しています。
見晴台遺跡についての調査研究を行う考古学専門の博物館です。
見晴台公園(南区)にあります。
地図は作成された時の地理感覚、流行、政治的意図などをさぐるための重要な資料となっています。さまざまな地図がつくられた時代背景や、楽しみ方を紹介します。
縄張図
尾張地方の城郭遺跡の中から、遺構が残るところ、歴史上重要なところ、公園として整備されたところを中心に紹介します。歴史散策のヒントとしてご活用ください。
小牧山城跡主郭の石垣
夏休み期間の小中学生向け企画です。「太閤記」は、豊臣秀吉を主人公とした伝記で、江戸時代初期に著されました。これをもとに多くの軍記物語、浮世絵、芝居が生まれていきました。後世の作り話なども含めて、私たちがイメージする秀吉像は、どのように定着していったのかをさぐります。自由研究にご活用ください。
歌川国芳筆 清須城修復之図
永禄3年(1560年)に起きた桶狭間の戦いは、総大将である今川義元が討ち死にし、織田信長が一方的に勝利するという劇的な結果となりました。この戦いをめぐる情勢を紹介し、信長の勝因をさぐります。
今川義元木像 長福寺蔵(名古屋市緑区)
江戸時代には、多くの城郭が存在していました。この時代に築かれた城郭の特徴としては、権威のシンボルとして高層の天守が建てられたことが挙げられます。天守が現存している城は全国で12か所あり、すべて国宝あるいは重要文化財に指定されています。その姿と歴史を紹介します。
松江城天守
豊臣秀吉、加藤清正はともに尾張中村の出身ですが、大きな活躍の舞台となったのは西日本が中心です。一方で尾張地方にも、その足跡を示す場所が残っています。これらの現状と、残された伝承を史実と対比して紹介します。
清正の生誕地とされる妙行寺
(名古屋市中村区)
信長・秀吉・家康をはじめとする近世の人びとの書状を展示し、書状からうかがえるエピソードや書き手の人柄などを紹介します。
徳川家康自筆書状 おかめ・あちゃ宛
徳川美術館蔵
日本の伝統芸能である能は600年の歴史を刻んだ舞台芸術です。能の演目の5つの分類である《神・男・女・狂・鬼》をテーマに能面・能装束を紹介します。
能面 小面 伝是閑吉満作
徳川美術館蔵
江戸時代には、刀剣や書蹟・絵画など、それぞれの分野で美術品の真贋や価値を評価する「鑑定」が行われていました。作品と折紙・極札・箱書といった鑑定の証から、鑑定の様相にも迫ります。
本阿弥光室折紙 元和七年六月三日
刀 無銘 兼光 附属
徳川美術館蔵
徳川家康の波乱の生涯を歴史史料などから辿るとともに、駿府御分物(家康の遺品)を中心に、軍事・政治・学問・芸能など、様々な側面に焦点を当て、家康像を紐解きます。
重文 紫地葵紋付葵の葉文辻ケ花染羽織
徳川家康着用(駿府御分物)
徳川美術館蔵
戦国の乱世が終わり、泰平の世が到来した江戸時代、現世を謳歌する人々の姿を描いた風俗画が数多く登場しました。人を主題とした風俗画の名品を展示し、その普遍的かつ魅力あふれる世界を紹介します。
重文 本多平八郎姿絵屏風
徳川美術館蔵
徳川美術館の初代館長であり19代当主の徳川義親が、尾張藩が管理・運営した木曽山の研究を志し、徳川林政史研究所を開設して今年で100周年を迎えます。義親の木曽山研究の歩みや収集した数々の史料を紹介します。
古文書を読む義親 昭和10年(1935年)
キング撮影
徳川林政史研究所蔵
古筆とは狭義には平安・鎌倉時代の貴族がしたためた歌集などを指します。重之集、名家家集切など尾張徳川家伝来品から、寄贈を受けた石山切や関戸本古今和歌集切など、古筆の名品の数々を紹介します。
重文 重之集 伝藤原行成筆
徳川美術館蔵
江戸時代から昭和に至るまでの旧家で飾られた様々なお雛さまを紹介します。大名家・尾張徳川家伝来の雛とは趣の異なる、素朴な中に親しみを感じさせてくれる旧家の桃の節句をお楽しみください。
古今雛
徳川美術館蔵
名古屋市南区見晴町を中心に広がる見晴台遺跡を紹介します。弥生時代の環濠集落跡から見つかった土器や石器、青銅器などを展示しています。