博物館の自己紹介

館長あいさつ

名古屋市博物館 館長 小林史郎

男性の顔写真

 令和5年4月より名古屋市博物館長に就任いたしました小林です。どうぞよろしくお願いいたします。
 当館は昭和52年に本市の人口200万人突破記念事業の一つとして設立され、昨年度に45周年を迎えました。
 この間、中部地方を代表する歴史系の総合博物館として、尾張の歴史・文化に関わる資料の収集保存、調査研究を行い、また、国内外の優れた文化財を紹介する展覧会を開催し、市民の皆様方に、地域の歴史・文化を見つめなおす機会を提供してまいりました。
 近年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、臨時休館や各種イベントの中止など制限の多い事業活動となっておりました。しかしながら、 最近は感染症が収束傾向となり、社会経済活動もコロナ前に戻りつつあることから、より一層皆様に満足していただける運営にしてまいりたいと考えておりますので、ご来館を心よりお待ちしております。
 さて、本年より博物館法が改正され、博物館資料のデジタル・アーカイブ化や地域との連携・協力による地域活力の向上への寄与が努力義務化されました。
 また、アジア・アジアパラ競技大会の開催やリニア中央新幹線開業などを契機に、本市における人的な交流は、ますます活発になることが想定されることから、文化・観光の拠点として、本館の果たす役割は、より一層大きくなっていくものと考えております。
 こうした時代の要請に対応し、さらに魅力ある博物館を目指して、本館は本年10月より開館以来初の大規模なリニューアル改修を実施いたします。「名古屋の歴史文化から未来をつくる」をコンセプトに、市民や来館者の学習の意欲・関心を高めるとともに、誰にでも親しまれ楽しんでいただける博物館となるよう、機能強化を図ってまいります。
 新しく生まれ変わる博物館にぜひともご期待くださいますようお願い申し上げます。