展示

  • 水木しげる生誕100周年記念 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~

特別展

 水木しげる生誕100周年記念
 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~ 

月夜に出現したたくさんの妖怪たち

真夏の名古屋に妖怪が大集合!

 日本を代表する漫画家の一人、水木しげる(1922?2015)。彼は妖怪を題材にした作品を多数発表し、妖怪を楽しむ文化を現代日本に定着させました。

 2022年の生誕100周年を機に企画された本展では、これまで数多く開催されてきた彼の展覧会の中で初めて、その妖怪画創作の裏側に注目します。貴重な本人所蔵の妖怪関連資料や漫画作品の原稿などを公開し、先人たちの築いてきた妖怪世界をリスペクトしつつさらに豊かなものに発展させた水木しげるの仕事に迫ります。

 そして、水木しげるが描いた妖怪画の原画が大集合!その細密かつコミカルな筆致と独特の世界観を存分に堪能することができます。

 この夏、私たちの周りに息づいている妖怪の姿に、あなたも想像をふくらませてみませんか。

 ※会場内は作品保存のため室温が低く設定されています。体温調節のしやすい服装でのご来場をおすすめします。

 ※撮影スポット以外での写真撮影はご遠慮ください。

【重要:駐車場について】

本展は大変ご好評いただいているため、開館後すぐに駐車場が満車となります。

以降は空きが出るまで長時間お待ちいただくことになりますが、

駐車場入り口は公道に面しており、入庫待ちができる待機場所がありません。

効率よく観覧いただくためにも、お車でのご来場は避け、公共交通機関をご利用ください。

展覧会情報

展覧会名称

水木しげる生誕100周年記念
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~

会期

令和5年7月15日(土曜)から9月24日(日曜)まで

開館時間

9時30分から17時まで(入場は16時30分まで)

休館日

毎週月曜日・第4火曜日 ただし、祝休日の場合は翌平日に休館。8月14日(月曜)は臨時開館。
7月18日(火曜)、24日(月曜)、25日(火曜)、31日(月曜)、8月7日(月曜)、21日(月曜)、22日(火曜)、28日(月曜)、9月4日(月曜)、11日(月曜)、19日(火曜)

主催

名古屋市教育委員会・名古屋市博物館、中日新聞社、
NHK名古屋放送局、NHKエンタープライズ中部

後援

JR東海

協賛

トヨタ自動車

企画協力

水木プロダクション

制作協力

NHKプロモーション

協力

鳥取県、国際デザインセンター

公式展覧会サイトはこちら https://mizuki-nagoya.jp

観覧料

一般 高大生 小中学生

1,600円(1,400円)

900円(700円)

500円(300円)

  • ※かっこ内は前売りおよび20名以上の団体料金。
  • ※高大生・中学生は学生証等を博物館窓口でご提示ください。
  • ※障害のある方は手帳、難病患者の方は受給者証の提示により、本人と介護者2名まで当日料金の半額となりますので博物館窓口でご提示ください。
  • ※通常前売券、当日券、および障害者等割引券は名古屋市博物館、Boo-Woo(ブーウー)チケット、チケットぴあ(Pコード=686-517)、ローソンチケット(Lコード=41797)、セブンチケット(セブンコード=101-262)、イープラス、中日新聞販売店等で販売します。
  • ※前売券は6月1日(木曜)から7月14日(金曜)まで販売します。
  • ※名古屋市交通局の一日乗車券・ドニチエコきっぷ・地下鉄全線24時間券を利用して来館された方は当日料金より100円割引。
  • ※各種割引を重複してご利用いただくことはできません。

お得な特別前売券「早く行ってみようかい!会期前半・平日チケット」

一般 高大生 小中生

1,300円

600円

200円

  • ※7月19日(水曜)から8月10日(木曜)までの平日開館日のみ有効。それ以外の開館日は、一般前売券との差額(100円)を会場当日券販売窓口で支払うことで入場可。
  • ※6月1日(木曜)から7月14日(金曜)まで販売。ただし、定数に達し次第販売終了します。
  • ※Boo-Woo(ブーウー)チケット、チケットぴあ(Pコード=686-517)、ローソンチケット(Lコード=41797)、セブンチケット(セブンコード=101-262)、イープラス、中日新聞販売店で販売します。

展示構成

第1章 水木しげるの妖怪人生

 子どものころに、“のんのんばあ”というおばあさんに聞いた不思議な話から妖怪に興味を持った水木しげる。「べとべとさん」や「ひだる神」に遭遇した幼少期、「塗壁」のような不思議な現象を体験した南方最前線への出征、そして、復員してから人気漫画家となるまでの貧乏多忙時代と、妖怪に彩られた彼の人生をたどります。あわせて、水木しげるの漫画作品の貴重な原稿も展示します。

自著を手に笑顔の水木しげる

水木しげる ?水木プロダクション

第2章 古書店妖怪探訪

 水木しげるは、貸本漫画家時代から神田の古書店街をたびたび訪れました。創作活動の参考となる資料を探し求める中で、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』や柳田國男の『妖怪談義』と出会い、漫画連載のかたわら自らも妖怪画を描くようになっていきます。ここでは、水木しげるの蔵書を通して、彼に影響を与えた妖怪文化人の系譜をたどります。

3冊の古びた和本

鳥山石燕『画図百鬼夜行』 水木しげる蔵

赤い表紙のハードカバーの本

柳田國男『妖怪談義』 水木しげる蔵

第3章 水木しげるの妖怪工房

 生涯に日本の妖怪だけで1000点近くの妖怪画を手がけた水木しげるは、妖怪を「昔の人の残した遺産」としてとらえ、昔の人が感じた妖怪の「感じ」を忠実に後世に伝えることを心がけていました。彼はこのポリシーを実現するため、様々な資料や手法を駆使して妖怪に形を与えていきました。ここでは、水木しげるの制作手法に注目しながら妖怪画の原画を紹介します。

道ばたを飛ぶ白い布の妖怪と驚く3人の少年

一反木綿 ?水木プロダクション

夜道を歩く男性とその後ろで笑う半透明の丸い妖怪

べとべとさん ?水木プロダクション

第4章 水木しげるの百鬼夜行

 妖怪の「実存感」にこだわった水木しげるは、気持ちや雰囲気を表すために、妖怪が出現する場所や状況の表現を大切にしていました。ここでは、全国各地の伝承に基づく妖怪画の原画を、山、水、里、家の四つの場所に即して一挙に展示し、水木しげるが描いてきた妖怪たちを百鬼夜行のように紹介します。

海岸に現れた人魚のような妖怪

アマビエ ?水木プロダクション

森の中に現れた白くて四角い大きな妖怪と驚いて逃げる猟師

塗壁 ?水木プロダクション

エピローグ 妖怪は永遠に

 水木しげるの妖怪への探究心は、年齢を重ねるごとに強まっていきました。精力的に妖怪研究を行い、多様な活動を展開した最晩年までの人生をふりかえります。

関連事業

記念講演会

日時:7月22日(土曜)
   第1回:10時30分開始(10時開場)
   第2回:13時30分開始(13時開場)
   各回1時間程度

講師:古徳健雄氏(境港市観光振興課 水木しげる記念館担当)

演題:水木しげるロードへ行こう!&水木しげる記念館 来春リニューアルOpen!

定員:各回70名(要事前申込)

会場:1階展示説明室

参加費:無料。ただし本展観覧券(観覧済み半券可)が必要。

事前申込方法
名古屋市電子申請サービスにてお申し込みください。募集は6月20日(火曜)より7月21日(金曜)まで。ただし、先着順にて定員に達し次第終了します。

 ※障害等により電子申請サービスでの申し込みが難しい場合は名古屋市博物館までご相談ください。

 ※取得する個人情報は本事業に関する連絡・集計に使用します。

 ※手話通訳・要約筆記など特別なサポートを必要とする方は、当日の2週間前までに名古屋市博物館までご連絡ください。

ナイトミュージアム

日時:8月15日(火曜)17時から19時まで(16時30分受付開始)

講師:原口尚子氏(水木プロダクション)
   夜の展示室でゆったり作品を鑑賞できます。あわせて、水木しげる氏の長女である原口尚子氏に展示作品について語っていただきます。

定員:70名(要ナイトミュージアムチケット)

会場:1階展示説明室および展覧会会場

参加費:事前にナイトミュージアムチケット(2,000円)をBoo-Woo(ブーウー)チケットにてご購入ください。6月1日(木曜)から販売。ただし、定員に達し次第販売終了します。

 ※高大生・小中生の方も一般料金となります。

特設ショップも充実!

会場内の特設ショップでは、ここでしか買えないオリジナルグッズが盛りだくさん!あなたのお気に入りがきっと見つかるはず!

がしゃどくろをあしらったクッションなどのグッズ類