特別展 不思議の国のアリス展
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、中止いたしました。
名作『不思議の国のアリス』が、英国の作家ルイス・キャロルによって世に送り出されてから150年余り。物語は170もの言語に翻訳されており、発行部数は1億部の世界的ベストセラーとなっています。少女アリスが迷い込む不思議な世界、次々に登場するキャラクターと奇想天外なストーリーは、今も多くの人々を魅了してやみません。
本展は、日本初公開となる作品も含め、個性豊かな資料の数々より、アリスの物語誕生秘話から、影響を受け生み出され続ける現代作品までを紹介し、アリスの不思議な魅力の秘密を探っていきます。
展覧会名称 |
特別展「不思議の国のアリス展」 |
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会期 |
令和2年(2020)4月18日(土曜)~6月14日(日曜) |
休館日 |
毎週月曜日(祝日の場合は、その直後の平日)、第4火曜日 ※5月4日(月曜・祝日)は開館、5月7日(木曜)は休館 |
開館時間 |
9時30分から17時(入場は16時30分まで) |
会場 |
名古屋市博物館1階 特別展示室・部門展示室 |
主催 |
名古屋市博物館、東海テレビ放送、ぴあ、東映 |
後援 |
日本ルイス・キャロル協会、ブリティッシュ・カウンシル |
協力 |
SCRAP、聖徳大学・聖徳大学短期大学部、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、マクミラン社、武蔵野興業 |
公式HP |
http://www.alice2019-20.jp/ |
一般 | 高大生 |
小中生 |
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1,400円(1,200円) |
1,000円(800円) |
600円(400円) |
本展では障害者等割引観覧券をローソンチケットにて販売します。(Lコード:42665 令和2(2020)年6月14日(日曜)15時まで販売
当日券 |
障害者等割引観覧券 |
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一般 |
1,400円 |
700円 |
高大生 |
1000円 |
500円 |
小中生 |
600円 |
300円 |
下記の各展覧会観覧券(半券可)のご提示で特別展「不思議の国のアリス展」の当日料金を100円割引いたします。
また、同様に「不思議の国のアリス展」の観覧券(半券可)で下記の各展覧会を当日料金の100円割引でご覧いただけます。
いずれも1枚につき1名様のみ有効で、他の割引制度との併用はできません。
英国ロンドンに1号店を置く「ハードロックカフェ」とのコラボレーション。限定ピンバッチ付の特別前売券を数量限定で販売します。不思議の国のアリス展でしか手に入らないレアピンバッチです!
※ピンバッチ単独の販売はありません。
※ピンバッチは名古屋展会期中に会場でお引換えします。
1862年のある夏の午後、アリスと二人の姉妹を連れてボートでの遠出に出かけたキャロルは、三姉妹からお話をするようせがまれます。そこで生まれた物語が『不思議の国のアリス』の原点となった『地下の国のアリス』です。この話をとても気に入ったアリスが「今日のお話を本に書いて」とねだったので、キャロルは自筆の挿絵入りの本を完成させてアリスに贈ったのでした。その後、周囲から出版を勧められることになったキャロルは、人気画家ジョン・テニエルに挿絵を依頼し、1865年に『不思議の国のアリス』として出版しました。
第一章では、初版本など貴重な資料をはじめ、テニエルが描いた『鏡の国のアリス』の挿絵の原案(日本初公開)などの資料から、アリス誕生秘話を紹介します。
チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン≪アリス・リデルの肖像≫(複製)
From The New York Public Library
ジョン・テニエル『鏡の国のアリス』
『鏡の国のアリス』挿絵のための下絵
≪握手してつかわそうではないか!≫
John Tenniel,“You may shake hands!”.The Rosenbach,Philadelphia
『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』はそれぞれ12の章からなっています。2つの物語は、シロウサギやチェシャネコ、ハンプティ・ダンプティなど、アリスを助けたり、困らせたり、怒らせたりする魅力的な登場人物にあふれています。
本章ではこの2つの物語を、現在活躍中の世界的に有名な7名のアーティストの作品によって紹介していきます。物語を読んだことがない人でも、知らず知らずのうちにアリスの世界に引き込まれることでしょう。アリスと一緒に不思議の国に迷い込んでみてはいかがでしょうか。
ヘレン・オクセンバリー『不思議の国のアリス』第7章より
≪へんなお茶会≫©Helen Oxenbury
ジョン・ヴァーノン・ロード『鏡の国のアリス』第6章より
≪ハンプティ・ダンプティ≫©John Vernon Lord
『不思議の国のアリス』は、本だけにとどまらず、映画やアニメーション、舞台など様々な分野で、多くの芸術作品の中で、その姿を見ることができます。これは、アリスの世界観が誕生してから現在まで、多くの人々の創作意欲を刺激し続け、広く愛されてきたためです。
本章では、多種多様な「アリス」を一堂に集め、この物語の不思議な魅力に迫ります。アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子など、多彩なジャンルのアーティストたちの作品を紹介します。
エリック・カール≪チェシャネコいもむし≫
"Cheshire CAT-erpillar" created by Eric Carle,2018.
Image reproduced with permission from the Eric Carle Studio.
清川あさみ≪涙の池≫©AsamiKiyokawa
草間彌生≪金魚鉢≫1984年 松本市美術館蔵
当日先着100名、聴講無料
当日先着100名、聴講無料
※関連事業で、手話通訳・要約筆記など特別なサポートを必要とする方は、当日の2週間前までに名古屋市博物館(TEL:052-853-2655 FAX:052-853-3636)までご相談ください。
*一部チラシにて「第1章、第2章は撮影可能です。」と記載されていましたが、正しくは「第2章とフォトスポットのみ撮影可能です」。お詫びして訂正させて頂きます。