博物館の自己紹介

寄附のお願い よみがえれ文化財

貴重な博物館資料を修復・活用するために広く寄附を募っています。

1.目的

名古屋市博物館が所蔵する資料の中には、劣化などのためにそのままでは展示・活用できない資料があります。そうした資料を後世に伝えながら利用していくために、修復するための寄附を募り、広く市民の理解を得ながら博物館資料を修復・活用することを目指します。

2.対象事業

○芭蕉を描いた掛軸などの修復

わが日本を代表する俳人で、名古屋とも縁が深い松尾芭蕉の画像「芭蕉翁図画讃」をはじめ、当館には日本や尾張の文化には欠かせない掛軸が多数あります。これらの中には、博物館が受贈した時には破損していたものがあるため、修復することで活用できるようにします。

芭蕉翁図 酔南書

芭蕉翁図 酔南書

○名古屋城下図の修復

江戸時代中期、宝暦年間に遡る可能性もある名古屋城下図を新たに受贈しました。宝暦年間の城下図は非常に少なく城下の変遷を知るうえで貴重な資料ですが、破れがあり展示が難しいため、裏張りなどの修復をおこないます。

○貴重な記録写真のデジタルアーカイブ

博物館には、市内・尾張をはじめ全国の貴重な文化財の記録写真や昭和の街や人々の様子が写された映像資料があります。こうした映像資料を保存・活用するためにデジタル化します。

伊勢湾台風(南区白水付近) 撮影者伊東重光

伊勢湾台風(南区白水付近) 撮影者伊東重光

○円空仏の展示具製作

大胆な造形で人気が高い円空仏のなかでも、当館が所蔵する「十一面観音菩薩立像」は大型で見栄えするものです。しかし、その重量のため足元に負担がかかり、長期に展示することが難しいため、専用の支持具などの製作を検討し、より安全に皆様に見ていただけるようにします。

十一面観音菩薩立像 円空作

十一面観音菩薩立像 円空作

このほか博物館資料の保存・修復・複製製作、資料活用のための事業、購入などに利用する予定です。また、万が一災害等で資料が被害を受けた時の備えとします。

3.寄附の方法

名古屋市教育基金(教育事業の資金に充てるため条例で設置された名古屋市の基金)への寄附となります。博物館にて本事業専用のご案内リーフレット及び、専用納付書(振り込み用紙)を配布し、銀行等の金融機関でお振り込みいただきます。

なお、名古屋市教育基金は、本事業以外にも様々な用途で募集されています。お振り込みの際は、「よみがえれ文化財事業」専用の納付書をご使用ください。ご希望の方にはリーフレットと納付書を博物館から郵送いたします。

担当:総務課 電話052-853-2655(休館日853-2657) ファックス853-3636

4.ご寄付いただいた皆様と実施事業

平成28年1月末までの寄付者名(公開に同意された方のみ、受付日順、敬称略)

三嶋屋 細野豊晴、林幸司、木越律子、富士シリシア化学株式会社 名古屋営業所、山田清子、山田克哉、株式会社 三勇商店、飯田和子、大野勝藏、瑞穂通商店街振興組合、伊藤正裕、近藤道子、加藤博司、日本美術刀剣保存協会名古屋支部、カニエプロパン株式会社 代表取締役会長 黒川公明、榊原康司、佐久間洋一、加藤玲子、ITC 名古屋クラブ、加藤景之、株式会社 カトウスタヂオ、株式会社 中央工芸、株式会社 ニホンディスプレイ、玉林寺、伊勝八幡宮、福島佐千男、吉田周平、渡辺浩三、井澤正己、棚橋昌子、加藤明照、森本直樹
匿名含め、のべ77名

皆様のおかげをもちまして、伊勢参宮図屏風の修復、古墳時代の刀剣の保存処理、写真資料のデジタル化などを実施することができました。

掲載を承諾していただいた方のみ、ご寄付をいただいた順に掲載しております。