トップ > 展覧会 > 常設展ニュース > くらしのうつりかわり
フリールーム・テーマ10
くらしのうつりかわり
テーマ10 平成23年12月13日(火)~平成24年3月11日(日)
フリールーム 平成23年12月20日(火)~平成24年3月11日(日)
今年も毎年恒例「くらしのうつりかわり」展が始まります。小学3年生の社会科学習を支援するための事業です。暮らしはどう変わってきたのでしょうか。「くらしのうつりかわり」展で必ず出る「洗濯板」を例にして、見てみましょう。
フリールーム 平成23年12月20日(火)~平成24年3月11日(日)
今年も毎年恒例「くらしのうつりかわり」展が始まります。小学3年生の社会科学習を支援するための事業です。暮らしはどう変わってきたのでしょうか。「くらしのうつりかわり」展で必ず出る「洗濯板」を例にして、見てみましょう。
● 洗濯のうつりかわり
むかしの洗濯というと、洗濯板を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。時代劇などで使われている姿を見ることもありますが、じつは洗濯板は明治に入ってから西洋から入ってきたものです。
では、その前まではどうやって洗濯していたか、というと、古くは平らな石の上に洗濯物を置き、足で踏んで洗っていました。井戸のそばに置いていたその石は洗濯石といい、中世にみられた道具でした。こうした踏み洗いをしていたのは、当時の庶民の着物が麻で作られた頑丈なものだったからです。しかし、江戸時代になり、やわらかな木綿が使われるようになると、踏み洗いからタライでの水もみ洗いになります。
明治になって、洗濯板が西洋から入ってくると、洗濯板とタライでの洗濯が始まります。洗濯機が普及したのは昭和20年代からで、洋装へと変化し、洗い物が増えたことなどが時代背景にありました。
洗濯の道具を通して、当時の暮らしぶりや時代の変化がうかがい知れます。
では、その前まではどうやって洗濯していたか、というと、古くは平らな石の上に洗濯物を置き、足で踏んで洗っていました。井戸のそばに置いていたその石は洗濯石といい、中世にみられた道具でした。こうした踏み洗いをしていたのは、当時の庶民の着物が麻で作られた頑丈なものだったからです。しかし、江戸時代になり、やわらかな木綿が使われるようになると、踏み洗いからタライでの水もみ洗いになります。
明治になって、洗濯板が西洋から入ってくると、洗濯板とタライでの洗濯が始まります。洗濯機が普及したのは昭和20年代からで、洋装へと変化し、洗い物が増えたことなどが時代背景にありました。
洗濯の道具を通して、当時の暮らしぶりや時代の変化がうかがい知れます。
● 道具は知恵の凝縮
洗濯板を見ると、たくさんの溝がついています。ここに洗濯物をこすりつけて洗います。洗濯板にある溝は、そこに石けん水をためるためのものです。たまった水で汚れを落としています。さらに、溝には曲線になったものもあります(→写真参照)。これは、より多くの水がたまるようにするためです。
また、洗い終わった後、上下逆さまにして置くと、水気がよくきれ、乾きやすくなります。道具には、むかしの人々の知恵や工夫が詰まっていることがわかります。今では洗濯板は第一線での利用は行われなくなりましたが、くつ下やシミ取りなどの部分洗に活用されています。
洗濯板を見ると、たくさんの溝がついています。ここに洗濯物をこすりつけて洗います。洗濯板にある溝は、そこに石けん水をためるためのものです。たまった水で汚れを落としています。さらに、溝には曲線になったものもあります(→写真参照)。これは、より多くの水がたまるようにするためです。
また、洗い終わった後、上下逆さまにして置くと、水気がよくきれ、乾きやすくなります。道具には、むかしの人々の知恵や工夫が詰まっていることがわかります。今では洗濯板は第一線での利用は行われなくなりましたが、くつ下やシミ取りなどの部分洗に活用されています。
● 伝えよう むかしの人々の知恵
電気やガス・水道がなかった時代、すべてのことを自分たちの力で行っていた時代は、今から考えると、大変で不便な暮らしです。しかし、その暮らしから生まれた知恵や工夫は、道具を通じて、今でも私たちにさまざまなことを教えてくれます。私たちは、むかしの生活に戻ることはできませんが、そうした知恵や工夫を学んで今に活かし、次の世代へと伝えていくことはできます。
「くらしのうつりかわり」展では、洗濯板のほかにも、「火のし」とよばれていたむかしのアイロン、炭火を使っていたころのこたつなど、電気やガス・水道のなかったころの道具をたくさん展示しています。これらの道具を通して、むかしの暮らしぶりや人々の知恵と工夫の一端を探してみましょう。
電気やガス・水道がなかった時代、すべてのことを自分たちの力で行っていた時代は、今から考えると、大変で不便な暮らしです。しかし、その暮らしから生まれた知恵や工夫は、道具を通じて、今でも私たちにさまざまなことを教えてくれます。私たちは、むかしの生活に戻ることはできませんが、そうした知恵や工夫を学んで今に活かし、次の世代へと伝えていくことはできます。
「くらしのうつりかわり」展では、洗濯板のほかにも、「火のし」とよばれていたむかしのアイロン、炭火を使っていたころのこたつなど、電気やガス・水道のなかったころの道具をたくさん展示しています。これらの道具を通して、むかしの暮らしぶりや人々の知恵と工夫の一端を探してみましょう。