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廣瀬武夫 戦場からの手紙
平成23年10月26日(水)~平成24年1月29日(日)

広瀬武夫肖像写真


 一昨年からNHKで放映されているドラマ「坂の上の雲」は、司馬遼太郎の小説をもとに、日露戦争にいたる明治の日本を描いて好評を博しています。そのなかで、主人公の海軍軍人、秋山真之(さねゆき)の友人として登場するのが廣瀬武夫(1868~1904)です。

 廣瀬は慶応4年(1868)豊後国竹田(大分県竹田市)に生まれ、明治22年(1889)に海軍兵学校を卒業します。その後、明治27年(1894)に日清戦争に従軍したのち、同30年(1897)にはロシアに留学してそのまま駐在武官となりました。そして明治37年(1904)には日露戦争に従軍し、同年3月に旅順港で戦死します。
 廣瀬の壮烈な戦死は新聞や雑誌を通して大きく取り上げられ、当時の日本社会に大きな反響を呼びました。死後、廣瀬は「軍神」と呼ばれるようになり、その逸話は教科書にも掲載されました。
 今回の展示では、当館が所蔵する廣瀬武夫関係資料を初公開します。この資料は旧蔵者の森川勘一郎氏が廣瀬の知人である北村五七郎のご子孫から譲り受けたものです。その内容は廣瀬が20代の頃に使用したノートや、日露戦争中に廣瀬が軍艦上で書いた書状など、いずれも未公開・未公刊のものです。これらの資料から「軍神」廣瀬の実像に迫り、日清・日露戦争の時代をふり返ります。
廣瀬武夫書状(部分)

廣瀬武夫書状(部分) 明治37年3月4日 館蔵
6行目に「旅順閉塞」の文字が見える。
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