展示

テーマ16まつり

猩々(しょうじょう)の骨・衣裳(いしょう)

  • 9月28日(水)~11月20日(日)

 名古屋市の南区や緑区周辺では、秋の祭りに大きな人形が登場します。その代表が赤い顔をした猩々(しょうじょう)をかたどった人形で、ほかに天狗(てんぐ)、布袋(ほてい)なども見られます。大人がかぶると2m以上になります。子ども用の小さい猩々もあります。
猩々はお祭りで行列の先頭を歩き、また子どもたちを追いかけて、大きな手でたたいて回ります。たたかれた人は病気にならないといわれています。

 今回紹介するのは、南区笠寺町の七所神社の祭礼に出た猩々の骨と衣裳です。衣裳は昭和58年(1983)まで使用されていました。骨はそれ以前に使用されなくなっていたものです。

猩々とは

 猩々は、想像上の動物です。サルのような姿で、お酒が大好きなので真っ赤な顔をしています。また、赤色は魔よけの色とも考えられました。そのため、猩々にたたかれると病気にならないといいます。

七所神社の猩々

七所神社の猩々(平成19年10月14日撮影)