展示

常設展テーマ10

道直さんをお祝いする。

  • 平成30年2月28日(水)~3月25日(日)

漢詩や七人の人物が紙を囲んで何かを書いている絵などが書かれた掛け軸の写真

野口道直六十宴之図幷賛
野口道直の還暦祝いを描いたもの。

漢詩やひょうたんの絵などが書かれた掛け軸の写真

梅居山人還暦寄書
道直の還暦を祝って、交友関係のある人物たちが制作した寄り合い書き。

 野口道直(梅居)(1785~1865)といえば、枇杷島で青物問屋を営むかたわら、蔵書家として名を馳(は)せ、深田精一、岡田啓(文園)、小田切忠近(春江)らと力を合わせて『尾張名所図会』の編纂に携わった人物として知られています。

 天保15年(1844)9月、道直が還暦(60歳)を迎える時同じくして、悲願でもあった『尾張名所図会』前編が完成しました。この二つのおめでたいことを祝おうと自ら企画した宴では、共に『尾張名所図会』を作り上げた仲間たちが寄せ書きを作ったり、道直のお宝を披露する茶会を開催したりと行事が目白押し。道直にとって忘れられない1日となったことでしょう。

 今回は当館に残る宴の様子を伝える資料を中心に、江戸時代の文化人の交流の様子を紹介します。