展示

テーマ16まつり

花祭の切り草

Kirikusa in Hanamatsuri(flower festival)

Decorative artificial flower in flower festival (Kagura played in November)

平成28年(2016)11月23日(水)~平成29年(2017)3月20日(月・祝)

  愛知県の設楽町、東栄町、豊根村の15地区で、毎年11月から3月にかけて行なわれる湯立神楽を「花祭」(はなまつり)といいます。「花宿」(はなやど)と呼ばれる建物を5色の色紙を切って作った「切り草」(きりくさ)で飾ります。花宿の土間に据えた湯釜の上にも切り草で作った湯蓋(ゆぶた)を下げます。湯釜を中心にした土間を「舞処」(まいど)といい、湯立、湯潔めの舞、各種の面をつけた舞などが、夜を徹して演じられます。小さな子どもが舞う花の舞や湯ばやし、山見鬼(やまみおに)、榊鬼(さかきおに)など、いくつもの舞があり、「テーホヘ、テホヘ」という掛け声とともに、舞手と観客が一体となって祭を盛り上げます。ここでは、近年の花祭で花宿を飾った切り草を紹介します。

東栄町布川の花祭(天井の湯蓋)

東栄町布川の花祭(天井の湯蓋)